自作GPUマシン完成(フェーズ1)
『手元にGPUマシンを』~シリーズ第5回~
やっとGPUを買いました。最終的にGTX1080tiにしました。10月中旬に買ってとりあえずGPUマシンは完成していたのですがなにかと時間がなく、ブログにも少し飽きてたのでほったらかし状態でした。やっとモチベーション戻ってきたので再開したいとおもいます。
前回までのあらすじと本シリーズについて
迷ったあげくPalitの1080tiに
RTX2080tiですがMSIのGaming X Trioがコアクロックも高めで静寂でよく冷えると評判が良いので狙っていたのですが、10月中旬の時点で在庫が劇薄でなかなか手に入りそうではありませんでした。現在でも品薄です・・・。2080tiの値段を考えると1080tiの2倍ぐらいするので、普通にFP32演算ベースだとコスパが悪すぎます。そうなると2080tiの魅力は、①FP16演算、②TensorCore(4x4テンソルのFP16演算)、③NVLINK SLI(見かけ上複数のGPUが1つのGPUとして振舞う)といった感じでしょうか・・・。左記①②はどちらかというと推論向きです。もともとNVIDIAはグラフィックのAI強化目的(推論)でTensorCoreを載せてるので当たり前といえば当たり前です。③はで2枚構成で35万円ぐらいになってしまいます。またパフォーマンス的に未知なので人柱感が強いです(それでも11GBx2枚で、22GBのGPUカーネルコードを実行できるのは魅力的・・・)。
以上を考慮して、1080tiを買うことにしました。1080tiは一時期のマイニングブームのころより大分値段が落ち着いていますし在庫も豊富です。口コミも多いので参考にさせてもらい、定評があったPalitの「GTX 1080ti Super Jet Strem 風」を買いました。このグラボはドスパラとPalitのコラボモデルで、ドスパラで8.4万円ぐらいで買えます。ヤフオクでもUsed品探してみましたが落札相場が6.4万円ぐらいでした。グラボは使用環境(オーバークロックなど)で寿命が短くなる等聞いたこともあり保証なしの中古品で2万差なので新品を購入しました。
取り付つ
ハイエンドグラボは初めてかったのですが、大きさにビックリしました。これでも2連ファンで控えめなほうです。ちなみに、MSI 2080ti Gaming X Trioは3連ファンでこのPalitよりさらに大きく330mmもあります。 MSIはケースに収まるかな・・・と、そんなことを思いつつ取り付けました。流用したSilverStoneのPCIeケーブル(PCIe補助電源ケーブルを流用してみた - vz-sharkのブログ)もバッチリで問題なく動きました。
ベンチマーク&消費電力確認
- Win10のNiceHash
NiceHashでマイニングすると、333ワット、アルゴリズムX16Rで18.885M H/s。。
GTX700ti(2GB)で、137ワット、2.146M H/sだったのでほぼ想定通りの結果。
これまでにかかった費用(パーツ第のみ計上)
~<今回購入分詳細> ~
- Palit GTX 1080ti Super Jet Stream = 83980円
- 合計: 83980円
~<シリーズ通した全体>~
- 第1回分 : 0円
- 第2回分 : 70,000円
- 第3回分 : 4,415円
- 第4回分 : 991円
- 第5階分 : 83,980円
- 合計 : 159,386円
最後に
とりあえず完成です。これをフェーズ1として、しばらく運用します。あとは、2080tiの情報や相場などを見つつ臨機応変にをグレードアップなどしていこうと思います。これが自作のだいごみですね。GPUメモリ8Gの1080/1070ti/1070当たりがヤフオクで大分安くでてます・・・。そのへんを増設してマルチGPUをフェーズ2にしようかな・・・。Chainer v5にChainerMNが統合されたらしいので、マルチGPUが扱いやすくなってそう・・・
-続くー