vzの尺なblog

〜まだ 1 epoch 目〜

PCIe補助電源ケーブルを流用してみた

『手元にGPUグマシンを』~シリーズ第3回~

ハイエンドGPUは補助電源が必要なんですね・・・しらなかったです。手元にPCIe補助電源ケーブルなんてありません。さてどうしたものか・・・


前回までのあらすじ


PCIe補助電源ケーブルがない

手持ちのStronger社製ATX電源にはPCIeの補助電源用コネクタ(8pin用)が4つ付いてます。しかし電源ケーブルがありません。近所の電気屋にいって購入しようと店員さんにきいたら、各社電源側のコネクタは独自規格で互換性がないとのこと。そこで取り寄せを頼んだら、既に販売終了で入手困難との回答。
手持ちの電源コネクタをみると単にグラボ側のコネクタと形状が一緒のようなきがします・・・ 電源買いなおすしかないか~と思いネットで選んでいたら、SilverStone社製電源のコネクタとそっくりじゃないですか!ということで流用できないかと画策しました。


グラボ側のPCIe補助電源コネクタ仕様を調査

なぜかネットで検索するもめぼしい情報がヒットしません。かろうじてみつけた以下を参考にさせて頂きました。

こうなったら、公式のhttps://pcisig.com/で調べようと思ったら仕様書の無料ダウンロードはアカウント登録しないとダメで、しかも賛同している団体のドメインのメアドで必要らしい。会員以外は有料販売だなんてヒドイ!
あとは、SilverStoneのマニュアルにピンアサインが書いてありました。(4ページ目) https://www.silverstonetek.com/downloads/Manual/power/Multi-PSU-Manual.pdf 以下は拡大図

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SilverStone PSUマニュアル拡大図

これでGPU側のピンアサインは把握できました。


SilverStone社製電源側のコネクタの調査

コネクタ形状は公式サイトの画像をよ~く見るしかなさそうです。

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SilverStone電源側コネクタ拡大図

なんか、正方形と台形みたいな形があって誤差し防止してるようです。注目は、左上の2個の四角の間の上部にスリットが入っていて繋がってます。

手持ちの電源のコネクタの調査

手持ちのStronger社製の電源はアクセサリー類も含めて販売終了していますが、マニュアルはダウンロードできたのでよかったです。
株式会社サイズ | PC自作・冷却機器の専門メーカー。ハイコストパフォーマンスなCPUクーラーやケースファンをラインナップ。有名海外冷却ブランドの輸入販売代理も行っております。

Stronger社製電源のコネクタ形状を確認

これは手持ちのものなので、携帯で写真をとって拡大して形状を確認しました。 これをSilverStone社製電源/GPU側のコネクタと比べるとほらそっくり!

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Stronger電源側コネクタ拡大図

なんか拡大すると誇りがすごいな~。あとでエアダスターで掃除しておこう・・・


テスターを当てStronger電源コネクタのピンアサインを確認

グラボ側のオスコネクタアサインは上記で把握できたので、ストレートケーブルだと仮定すると必然とSilverStone電源側のピン配置もわかります。 以下は手書きですがStronger電源の計測した結果です。+は12V。Gはグラウンドです。またグラウンド間はすべて通電チェックOKでした。

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Stronger電源テスター計測結果
どうやら、Strongerのケーブルを流用できそうです。

※ちなみに以前買った中国製の安いテスターの電池がなくなっていたので。電池を交換しようとしたら電池の規格がどうも中国のもので入手困難でした。あと通電チェックのブザーがならなくて以前から不満だったので新しいのを買いました。


⇒通常のプローブとワニ口タイプの2セットがついてます。値段もお手頃です。電池も9V仕様の四角いやつで、通電ブザーもなります。結構満足です。


ケーブル購入とテスト

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コネクタを電源側に差した図
ピッタリ! 爪もしっかりはまります。
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GPU側のコネクタ(オス)のテスト図
PSUマニュアルの図の通りになっていました。


最後に

とりあえずテスタで測った結果は大丈夫そうですが、まだ実際にGPU買ってないのでうまくいくか不明です。
まあ、安く仕上げる分、すべて自己責任なので、それなりにリスクはありるのはしょうがないですよね。

【これまでにかかった費用(パーツ代のみ計上)】

~<今回購入分詳細> ~

~<シリーズ通した全体>~

  • 第2回分 : 7万円
  • 今回分  :  4,415円
  • 合計   : 74,415円


【追記】
肝心なGPUですが、記事を書いたり調べたりしてるうちに、Geforce RTX 2080tiがでました。tensolコアもついているので、これはいいかも! もしくは型落となったGTX1080tiが安く手にはいれば補助電源のテストも兼ねる意味でもいいかも!いきなり数十万するRTX2080tiに接続するのはチョット気が引ける・・・

-続くー